ピアサポーターせんず(コラム)
第三話「“配慮”って言葉がハードル高くしてね?」
そんなこんなで申請書を作成しました!
申請書でこだわったところは、「配慮事項を具体的に明示する」「へりくだり過ぎない内容にする」ということかな。
自分的には作成してて楽しかったです。
この内容で拒否されたらもういいやって踏ん切りもつきました。
出来上がったものは一応、家族(母)に見てもらいました。
そしたら、なんと補足事項(私の思いを綴ったところ)のところで泣いちゃって💦
なんか色々とくるものがあったらしく「素敵な文章だね」と言ってもらいました。
そして、申請書の内容チェックを心理士さんにお願いし、問題なければS先生に渡してほしいと伝えました。
おそらく、私の申請書の内容に準じた「意見書(診断書)」を書いてくださると思うので。
めでたく、第二ステージクリアである。
作った申請書はこちら!(画像ページに飛びます)
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そして、主治医の診察の日がきました。
「先生、申請書の内容どうでしたか?ワクワク」
「ちょっとしっかり書きすぎだね(笑)」
「え?!」
「受け取った方がビビりそう(笑)」
そんなつもりで書いたわけではないのだけれど(まあ字数がクソ多いのは申し訳ないが)、そんなふうに見えるのかと少し反省した(笑)
「いやね、ここまで具体的に書ける人いないからね。でも内容自体は全く問題ないし、大丈夫。じゃあこの内容に準じた意見書を書くね」
「あざます」
ということで、S先生と少し話をしながら細かい修正点などを教えてもらい、診察は終了。
帰り際に、S先生が声をかけてくれました。
「スクーリング、大変でしんどいやろうけど、くれぐれも無理はしないでね。気持ちがしんどくなったり、不安なことがあったらすぐに診察の予約を入れてね」
「(先生、お忙しいだろうに…そう言ってもらえるなんてありがたいな)ありがとうございます!無理せずに、自分のできることをやってきます!」
そして会計待ちの私のところに、心理士さんがきました。
「先生とお話した?」
「はい、意見書も書いていただきました」
「何度も言うけど…ごめんよ、希望通りに受け取ってもらえるとは限らないからね。そうなっても、必要以上にショック受けたりせんでいいからね」
「(めっちゃ心配してるなあ、相変わらず…)大丈夫です。良い結果を得るためにやるわけじゃないので。やったことに意味がある。拒否されたら、それまでの学校だったんだなと割り切ります。母も”拒否されたら、そんな学校行く必要なんてない!”って言ってたし(笑)」
「そっか、分かりました。スクーリングも無理せずにね。応援してる」
「はい、色々と相談乗ってくださってありがとうございました」
書類の準備ができて早々に郵便で送りました。
対面で渡すのは緊張するので、そこは逃げました(笑)
いつお返事くるかなー。
拒否されるだけならまだいいけど、何か色々と詰められるのも嫌だなーと郵送後から胃が縮む感覚を感じましたが、翌日の昼に電話が来ました。(はえー)
「申請書、受け取りました。教職員一同、拝見させていただきました。全面的にサポートさせていただきます」
「(クソ寝起きガラガラ声)あ、はい…あざます。」
判断が早い。鱗滝さんもビックリ。
そして、めっちゃあっさり受け入れてくれた。
「そうだ、次回のスクーリングについて少し伝えておこうかな」
「あ、はい(何がある?)」
「実は次回のスクーリング、受講者が70人ほどおるのやけど…」
「え?!そんなに?!それは……(いや、多くね?!)」
「大丈夫そう?」
「あ、はい…多分。当日知らずに行ったらびっくりしたかもだけど、事前に知ることができたのは有り難いです(早めに行って、教室の雰囲気とかに慣れる時間設けようとは思ってたけど)」
担任が事前にこうやって知らせてくださったのも、私が申請したからこそだよなーと感慨に浸っているとさらに。
「良かったら、席とかとっておこうか?教室のどこらへんが良いとかある?」
「本当ですか?!あ、ありがとうございます!!!できれば入り口に近い、前の席がいいです!!!」
「分かりました。では、入り口近くの前の席を取っておきますね」
「(うわ~これは本当に有難い………)ご配慮くださりありがとうございます」
「いえいえ。当日も無理せずにね。それと、欠席については圧を与えたつもりはなくて💦やっぱり、不連絡の欠席は学校としても心配になるから、少し強い口調になってしまったけど。でも、後でかまわないから理由を教えてくれるのなら問題ないし、補講もできるから。あ、そうだ!これも伝えないと💦当校が男性教員しかいないから、介助が必要になった場合は申し訳ないけど、男性の教員になるということになるから、その点がね」
「いえ、とんでもないです。私は気になりません(むしろ動けないと思うから、引きずってでも動かせる力のある方がいいので)申請書を受け取って、読んでくださっただけで本当に有難いですし、次回のスクーリングについての配慮までしていただけるなんて…本当にありがとうございました」
「良かったです。では、次回のスクーリングでお会いしましょうね」
「はい、よろしくお願いいたします」
電話を終えた後、受け入れてもらえたことが嬉しくて愛犬をもみくちゃにしながら、やりきった感に包まれていきました。ヤッタネ
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以上が、「合理的配慮の提供」に関する申請書作成から、受諾していただいた一連の出来事になります。
私が作成した申請書も公開しておりますので、もし学校や職場での指定書式が無く、自力で作らなければならなくなった時の参考にしていただければ幸いです!
やっぱ、行動を起こせば結果がついてくるんだよ!
やって良かった。
スクーリングに対するハードルが少し下がったし、今ではスクーリングが楽しみな気持ちも芽生えました。
まあ、思っていた以上にすんなり受け入れてもらって「本当によかったのだろうか」からくる「罪悪感&申し訳ないお化け」に悩まされるのはまた別の話ですが(笑)
ここまで読んでいただいてありがとうございました。
(おしまい)
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